介護施設・老人ホームへの入居や入院する際の保証人代行サービス~心託の身元保証プラン様のご紹介です。
若いうちは健康であっても、だんだん年を取るにつれて健康に不安をかかえる人も増えて来ると思います。
幸いなことに日本は医療技術が発達していますから、よほど重篤な病気ではない限り、病院で治療を受けることでたいていは完治をさせることができます。
しかし、それはあくまでも病院で治療を受けることができればという前提でのお話です。
病院というのは、病気の人が行けば誰でも治療を受けさせてくれるし、症状が重ければ治るまで入院をさせてくれると考えている人も多いかと思います。
残念ながら、そういった認識は非常に甘いといわざるを得ません。
なぜなら、病院といえどもあくまでも営利を目的とする団体であり、患者の治療をすることで経営を成り立たせているからです。
つまり、お金を払ってくれない可能性のある患者の治療まで引き受けてくれるとは限らないということです。
特に、入院を必要とするような病気の場合は、治療が長期間に及ぶことがありますし、医療費も高額になります。
もちろん病院はボランティア団体ではありませんので、治療にかかった費用は確実に回収しなければならないわけです。
そのため、多くの病院では入院をするときに、入院申込書の保証人の欄に署名捺印をすることを求めてくるわけです。
万が一、患者が入院中にかかった費用の支払いができなくなってしまったときに、保証人に対して請求をするわけです。
「治療費を踏み倒す人なんて、めったにいないでしょう?」
そんなふうにお考えの人もいるかも知れません。
ところが、実際には多くの病院が治療費の未回収に苦しんでいるのです。
全国平均で、1つの病院当たり年間で5千万円ほどの医療費の未回収が発生しているといわれています。
実際に、経営が悪化して倒産してしまう病院も決してめずらしくはありません。
病院としても、治療費の未回収による経営の悪化を防ぐために、入院の際に連帯保証人を求めてくるのは仕方のないことなのです。
実際に医療機関の95%は、入院の際に何らかの形で保証人をつけることを要求してきます。
治療費の回収が困難になったときのリスクを、保証人に負担してもらうわけです。
もちろん、家庭や親戚がいて入院の際の保証人を引き受けてくれる人がいる人にとっては、特に問題になることではないでしょう。
問題になるのは、天涯孤独で身寄りのない人たちです。
そういった人たちが、自分が入院をするときに保証人になってくれる人を探すのは非常に困難であるといえます。
善意で赤の他人の連帯保証人になってくれるなどという奇特な人は、そうはいないからです。
たまたま仲のいい友人や、近所で日頃からお世話になっている人がいれば、そういった人たちが保証人を引き受けてくれることはあるかも知れません。
しかし、身近にそういった人がいるという「おひとり様」は、むしろ例外といってもいいでしょう。
病気になって入院が必要なのに、保証人になってくれる人がいなくて入院をすることができないというのはかなり切実な問題ですが、これが現実なのです。
また、保証人だけではなく、治療の過程で手術が必要になったりしたときには、どこの病院でも立会人を求めてくるのが普通です。
手術中に何が起きるか分かりませんし、場合によっては手術の途中で患者が亡くなってしまうことがあるかも知れません。
そういったときに、誰も立会人がいないということになると、病院としても非常に困るわけです。
病院が手術の際に立会人を求めてくるというのは、ある意味では当然といえるわけです。
こうして、天涯孤独で身寄りのないおひとり様は、自分が病気になって入院や手術が必要になったときに、厳しい現実を目の当たりにすることになるわけです。
そういった、身近に頼れる人がいない「おひとり様」に向けたサービスとして最近注目を浴びているのが、「保証人代行サービス」です。
天涯孤独の人が入院をしたり介護施設に入ったりするときに、NPO法人や社団法人などが連帯保証人や身元引受人を引き受けてくれるというサービスです。
もちろん、サービスを提供する側にもそれなりのリスクがありますので、費用的には決して安いものではありません。
入会費用や嘱託金として100万円前後を用意しなければならないところもあるようです。
ただ、単純に身元保証や連帯保証人をお願いするだけならば、35万円程度でサービスを提供している団体もありますので、自分の将来が気になる「おひとり様」は、そういったところに早めに相談をしてみるといいでしょう。