本日は「みそかじつ。」が独自にお贈りする特集記事になります。
→介護士１０万馬力
今後の見通しの明るい介護業界
新型コロナウイルスによってかつてのような自由な行動様式が制限された結果、経済面にも大きな影響が出始めており、これからますます深刻な経済危機が訪れるのではないかと言われています。
人々が外に出ないのですから、全体的な消費が落ち込むわけであり、業界を問わず右肩下がりの推移を見せるのではないかと懸念されていますが、このような状況下でも先行きの見通しが明るいとされているのが介護業界です。
高齢化社会は更に進展し、超高齢化社会が訪れます。
医療の発達によって今日の高齢者も長生きできるようになっているのですから、先々は高齢者の人数は多くなる以外にありません。
かつて団塊の世代がリタイアするのに伴い人手不足が深刻化するのではと危惧されていた時期もありましたが、それは現実となりました。
今度は、それらの団塊の世代の人々が介護を必要とする高齢者となりますので、介護業界へのニーズは高まるばかりなのです。
“元気なシニア”とも表現されていた団塊の世代であっても、さすがに年齢を重ねることに抗えるはずもありません。
老化によって何かしらの不調を抱え、介護を必要とするようになります。
現在の介護業界と近い将来の介護業界
今日の介護業界はお世辞にも良好な就労環境にあるとはいえません。
待遇が低すぎるとあちこちで言われている割には改善されませんし、介護業者に国から入る報酬も減額されるなど、ニーズに反するかのような動きばかりが目立ちますが、今後のニーズの更なる増大を目の前にすれば、介護業界の改善について社会全体が取り組まざるを得なくなるのは明白でしょう。
介護業者に頼らずして、大勢の人々が生きていけなくなる可能性が大きくなるのですから、介護業界には国が中心となって更なる予算が割り振られるだろうと予想できます。
これまでご紹介したよう、今日の介護業界の状況がニーズに反して低迷しているのであれば、ここが底であるともいえます。
つまり、いまのうちに介護業界で働き、スキルを身に付けながら実務経験を積んでいくことで、介護業界の重要性を社会全体が再認識するだろう近い将来、スキルと実務経験を持つ介護のスペシャリストは社会的に高い評価を受けることとなり、相応の待遇を得られるようになるでしょう。
介護を必要とする人数が多くなるのに、介護のスペシャリストは不足しているのですから、その社会的地位が高まらないはずがありません。
介護のスペシャリストであれば、介護に従事する人材への教育係も担えるのですから尚更です。
まだライバルの少ないうちに介護業界へと飛び込み、先んじてスキルや経験を身につけることで先行者利益を得やすい状況にあるのです。
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